「きみのせかいに恋はない」 レポ📚
こんにちは!٩( ᐛ )و
今回はタイトルの通り「きみのせかいに恋はない」という作品の感想記事を書きます!
読んでいない方がネタバレを踏まない程度に、私の主観での感想を多く含みますのでご理解の上読み進めてください。
本当は「あのシーンのあの演出がめっちゃ良かった……!!!」「あのキャラのあのセリフに、こういう解釈ができますね🤔🤔次が気になる」など書きたいことはあれど、そういうのはなるべく書きません!
全く読んだことがない人でも安心して読み進められるようにしますね٩( ᐛ )و
(でも、前提条件など少し複雑なところもあるので、一話だけは漫画の内容を引用しつつ説明していきますね!)
伊咲ウタ きみのせかいに恋はない配信中 on Twitter: "「普通」「恋愛」がわからない主人公のお話(1/12)… "
ちなみに私はこの作品を一巻丸々読んだのですが、一話目だけ丸ごと全部読めるツイートをたまたまTwitterで見かけました⁽⁽◝( 'ω’ )◜⁾⁾
それを読んで「あ〜この作品は絵も綺麗で好みで、内容も結構考えさせられて好きそう!買ってみよう〜」となった次第です。
↑のTwitterリンクです。作者さん自らそういった宣伝をされていて、今回レポの記事を書かせて頂くことは承諾済みです👏
気になった方はTwitterから飛んでもらって、一話だけでも観てもらえたら嬉しいなぁという気持ちです!
今回の記事に関しては、↑のとこからマンガを読んで以下記事を読んでもらった方が分かりやすいかもです。
でもそれを見なくても、なんとなーく雰囲気伝わるようには書いてみました(●`ω´●)
最長の長さになってしまいましたが、どうぞ!↓↓
○マンガ概要説明○(Amazonの商品説明欄からコピペしました)
花井チカ、高校生。仲の良い同級生の君嶋に告白され、付き合うことになった。けれど私は、「恋愛感情」がどんなものなのかわからない。性欲もない。ノリがよくて明るい君嶋のことを、ときどき何を考えているか理解できない宇宙人のように感じてしまい、上手くいかない。恋愛一色の周囲の友人たちは、私は「まだ運命の人に会っていないだけ」って言うけれど、本当にそうなのかな。迷いながらも進学した大学で、とある人物に会って…?
恋愛感情って絶対にないといけないの?普通ってなんだろう?当たり前ってなんだろう?
その先にあるものは――?
世間の言う「普通」との狭間で揺れる、少女の物語。話題作、単行本版で登場。
制服を着た少女っぽい人の後ろ姿
「好き」とはいったいどんな感覚なんだろう
↑これが一コマ目です。最初は何がなんだか分からなかったので、全く何も考えずに読み進めました。
が、ここで主人公チカさんが後ろ姿なこと、気持ちを表現するのによく使うハートマークが、キチンと描かれていないこと
に意味深な感じを今見返すと少し刺さりますね〜
ちなみに、ハートマークそのものから草の根っこ的な?ツル的な感じで無数に広がるように表現されています。
一話目の表紙はどこかの惑星と、床にある大量の本と、宇宙服を着たチカさんが遠くを眺めている横顔の一枚絵です。
宇宙の表現と、本がたくさんあるところが個人的に好感ポイントですね(`・ω・´)
チカさんがどんな気持ちで何を見ているのか、さっぱり分かりません。
彼女が知りたいと願っている宇宙人や宇宙のこと(「普通」と言われる人やその集合体)とかを眺めているのかもしれないですね。
↑に貼り付けた説明文でも書いてある通り、チカさんは君嶋という男の子に告白されて流れで付き合います。(相手の圧に負けてしまって断れなかったのかも)
君嶋という人間自体は好きでも、恋愛感情は抱くことができず、周囲の人や君嶋が求めているような対応や感覚・気持ちに自分がなることはなく、苦しみます。
ここで伏線回収というか、そんな感覚を少し覚えますが、
君嶋は好きだ ノリがよくて 明るくて でもときどき彼が 宇宙人のように感じる
という1ページです。
朝の登校を一緒にしていると、君嶋(紫)がチカさん(黄色)に
「俺たち付き合ってんだしラインは10分以内にレスしてよ」
「・・・つきあうとそーゆールールになるの?」
「うーーーん 少なくとも1時間放置はない」
「1時間の根拠は?」
「えーそんなのみんなに聞いてみろよ 普通だって言うからー」
「そう・・・」
という会話があったり、朝少し急ぎたい時に君嶋から急に手を取られ一緒に走るシーンなど
(チカさんは身体に触れられるのが嫌いです)
君嶋の家に呼ばれて一緒に勉強をしていたはずなのに、急に君嶋に押し倒されてチカさんが「ムリ!できない!!」と叫ぶシーンもあります。
「ーーーーー・・・」
「なんで?」
「俺たち付き合ってんだろ?」
「家に上がることの意味くらい分かんないわけ 普通」
と、服を少し無理矢理脱がされて泣いているチカさんを見下ろすようにガッカリとした態度で話す君嶋。
2人は当然別れることになったのですが、チカさんと君嶋(友だちとかも連れていて複数人)が学校の中ですれ違うシーンでは
「常識通じねー奴と話してもダメだわ」
「地球外生命体」
「きこえてるぞ」
「いーんだよ」
そうか 宇宙人は私のほうだったのか
とチカさんが理解するシーンは静かに深い悲しみを感じます。(チカさん何も悪くないよ……!!!。・゚(´Д⊂)゚・。)
その後に友達たちとカラオケに行く様子が描かれているのですが、そこでもトイレで女子たちの会話を耳にします。
「そいやさー チカが振られた理由」
「黙ってたけど当たり前じゃんって思ったわ」
「あ〜〜〜 家に上がってセックス拒否?」
「まぁ確かに男からしたらハァ?ってなるかもね」
「危機管理できてないっつーか」
「土壇場で嫌になったのかもよ」
「それこそハァ?じゃん!」
「あの子少し潔癖っぽいからね」
「あ〜〜〜 うん 確かに」
「そこ直さないと一生カレシなんてできないって だからさ 今度は清潔感のある男紹介してやろうと思って」
「やさしーね」
「でしょ♡」
「せわやきおばさん♡」
「んだとー」
という話をしている本人たちには悪意が全くない、チカさんからすると悪意しかない会話を偶然聞いてしまって、チカさんは落ち込み悩みます。
(めちゃくちゃかわいそうチカさん(´∩ω∩`))
コレは一話の半分くらいのボリュームで表されているのですが、コレだけ見るとめっちゃ重くて悲しくて(´・ω・`)ってしてしまうと思うんですが、一話の最後の方に高校をあっさりと卒業して、東京の大学に進学をします。(チカさんは静岡から東京に出てきて、一人暮らしの生活を始めたようです)
そこでは心理学を中心に恋愛や性欲・みんなが普通と言う感覚について理解を深めるための勉強をしたい!とたまたま出会った憧れの心理学教授に悩みをぶつけます。
そこから広がっていくチカさんが悩みとぶつかり成長していくようなお話です\(^O^)/
ざっくりとまとめました!(マンガからセリフと間違えないように引用するの地味に大変でした(´-`)引用しすぎたかな……)
私自身の話をすると、私も恋愛に関しては遅れているという感覚が割とありました。大学生くらいまでは。
中学生の頃に演劇部というTHE・女子の集まりみたいな部活に所属をしていたので、同学年の可愛い子(🥺ちゃん)がめちゃくちゃ恋愛してたんですよね。
他にも同学年の子が私も含めて7人いて、部活動で一緒にいる時間も長いのでそういった話を多くしていました。
「○と🥺が付き合ってる」
🥺「△とキスしたけど、思ったよりディープで(/ω\)」
「そういえば🥺、□とはどこまで進んだの??」
いや〜そんな話いっぱい聞いてましたね。笑
私以外の5人の帰る方向が同じで、塾も一緒の子がいたりして、私の知らないうちに🥺ちゃんが知らない人と付き合ったり、時には私と同じ小学校だった知っている人と付き合っていたりしてふんわり「いいなぁ、なんか楽しそうだな」とは思ってました。
それでも🥺ちゃんが誰かと別れて悲しくしている様子は一切見たことがなかったので
「私は(言い方悪いかもですが)取っ替え引っ替えにカレシや好きな人を変えてくんじゃなくて、好きな人はたった一人で、その人をひたすらに好きになりたいなぁ」なんて思っていました。
結局中学生や高校生ではそこまで深く好きになる人間はいなかったので(ふんわり好きな人はいたけど)
同級生で付き合ったり「好き」という感覚が分かっている友だちを羨ましく思うばかりでした。
好きってなんだろう、友達の「好き」とは何が違うんだろうか
とかはそうした時代によく考えていました。
でも結局一人の人間と付き合ってみて、その時に恋愛と友情の「好き」の純度の違いなど結構明確に理解できた気がしたので、考えても分からないことの方が多かった気がしますね……(´-`)
私がチカさんと違う点は、私には異性への性欲とかがあったところでしょうか。
あと他人に触られるのも好きな人(友だちとかでも)なら全然構わないという感覚を持っていた点だと思います。
チカさんは二話目以降で大学生活を送りつつ、同じ学部やチカさんの持つ悩みや違和感と近しい感覚を持つ人間と仲良くなったりして、その後生活をしていきます。
そこからまた浮上する感覚の違いや新しい疑問などと一つずつ向き合い、チカさんなりに自分の中の感覚や気持ちとも向き合い、その時点でのチカさんの答えや気持ちを示していく様子が印象的でした。
大学は個人的には高校生の頃とは違って、本当に様々なバックグラウンドを持った人間たちがゴロゴロいるのが印象的でした。
そもそも出身からして地方やその大学が地元の近く、都会や物凄く遠くからなど、幅が広かったですね。
そうした人たちが「その大学で学ぶこと」という一つの共通点だけで繋がっているので、性格が合わない人はいれど、価値観がめちゃくちゃズレてるという人は同学年でもそこまで多くはなかったような印象でした。(というかそもそもそういう人たちは途中で退学したり学部が分かれて会わないことが増える)
このマンガの私が好きなところは、一話目からちょいちょい出てますが「宇宙・星・世界の広さ」などがチカさんの心を通して描かれているところです!!
「本読め」ととある人に言われて本屋さんに行くチカさんが、自分の知らなかった分野の話をたくさんの人が書籍化している様子を見て
私一人だけじゃない・・・
と無数の本のような星の光に照らされて宇宙にいるような表現は、こうして文章で書くより圧倒的にこの一枚イラストを実際観てもらった方が分かりやすいし、マンガの大好きなところですヽ(゚∀゚)ノイラストの表現力って無限大!!!
↑流石にいらすとやさんでも、そんな絵ないですしね( ノД`)仕方なし。
ちょっとした違和感・感覚のズレ・自分と他人との違い
などなど、そうしたことを文字にして言語化して他者に伝えることってめちゃくちゃ詳細で繊細で、文字量多くしたら伝わるけど、伝えることも・その伝えたい気持ちや意思を汲み取ることも結構大変だったりします。
「普通・当たり前・みんなこうしてる」
などなどの感覚に近いかもしれないですね。
それを明瞭に分かりやすく伝えるのはイラストやマンガの力かなって、私は思っています。\(^O^)/
私は絵を描くことやその絵で伝える力は弱いですが、見ることがめちゃくちゃ好きでよく見てます。
Twitterのフォローも絵や写真などをやっている方が多いです。(無意識でした。)
今回この作品と出会えたのはたまたまですが、私はこの作品に出会えてよかったなぁと思います。
元々多くの人の考えが知りたい・知らない景色が見たい
とはよく考えていましたが、それはこうした「恋愛・人間関係」も含まれます。
だから親との関係や友だち関係でも私自身めちゃくちゃ考えることも多いですし、そうした繊細な気持ちと向き合っていくマンガや物語も大好きです(´∀`*)
⭐︎まとめ、このマンガをオススメしたい人⭐︎
人間関係や自分の性別、自分との向き合い方などなどを知るのには良いマンガだと思います!\(^O^)/
作中でチカさんが読んだ本や参考にした本などは、引用元の本タイトルなども小さくマンガ内に明記されているので、参考資料としても役に立つなぁと思いました!
チカさんと一緒に大学生っぽくチカさんの持つ悩みなどと向き合っていくのもできます!
一緒に本を読んだり考えたり🤔
…………もしかして、この作品って一巻完結ですかね???
さっきこの記事を書きながら最後のページ辺りをちゃんと読みました。(不真面目)
作者さんの文章や、最後のページで平和そうなキャラたちと、おわり
の文字がとても不穏なんですが。・゚(´Д⊂)゚・。
てっきり待っていたら二巻、三巻と続くものだと思ってました……(続き物か、一巻完結かはわかりません)
続いたらいいな、みんなやチカさんの辿る未来がとても気になります。
ちなみにこちらの作品は電子書籍のみの限定販売です。
現物としての本はありません。
でも、現物として存在していたら
例えば図書館で目につく人がいるかもしれないし、本屋さんで偶然見つける人がいるかもしれません。
本は偉大です。
その可能性を、インターネットの世界だと、興味のある人や関心のある人にしか届かせることができません。
こんな価値観の人がいるよ、こういう考えもあるよ
って、知ることのできる場所は貴重だと思うんですけどね…………
もし興味を持ってくださったら、Twitterで一話だけでも見てください。↓
伊咲ウタ きみのせかいに恋はない配信中 on Twitter: "「普通」「恋愛」がわからない主人公のお話(1/12)… "
なんだったら買ってください。(屮゜Д゜)屮↓
この作品は良かったです!!!絵が!とにかくキレイなので!!(屮゜Д゜)屮
うひゃー、好き勝手たくさん書いてたら本当に過去最長の大作になってしまった(屮゜Д゜)屮
ここまで読んでくださった方本当にありがとうございます。・゚(´Д⊂)゚・。
またね🌙
03.30.09:18
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