映画「ジョゼと虎と魚たち」レポと願望
○あらすじ○
趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。
幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになった ところを、大学生の恒夫(つねお)に助けられる。
海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れを いつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。
そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。
それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。
しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、 恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。
そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。
その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ 恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。
今回はこの作品を見てきました!\(^O^)/
⚠️ここから先は映画のネタバレもチラチラ含んだ内容となるので、ご自身の責任でお読みください。独断と偏見の意見です⚠️
よかった、めちゃくちゃ良かった。映像が綺麗なことと、原作は本なんですね……?
公式のホームページに飛ぶと、こちらの情報が出てました。
芥川賞作家・田辺聖子の名編で、2003年に妻夫木聡・池脇千鶴主演で実写映画化もされた『ジョゼと虎と魚たち』が、アニメーション映画となって登場する。
ふむふむ、だがしかし私はその映画を多分観たことはないですし、新鮮な感覚で観てました〜!!
原作も読みたいなぁ!もうそろそろ電子書籍の導入を私の方でやっていこうと思っているので、文庫本の購入はしておりません。
また読んだら、このブログにて更新してまたお知らせさせてもらいますね〜(●`ω´●)
まず、映像美が素晴らしいですね。最初にジョゼと恒生が出会うシーンも、ジョゼの車椅子が下り坂で勢いよく滑り落ちていた時の迫力!(>д<)
思わず最悪の事態や予測をして自分ごとのようにドキドキしつつ観られるところは、映画館ならではの楽しみですね。
所々で恒生やジョゼの海好きだという一面がアニメーションで表現されていたところも、実写版では味わえないような部分だろうなぁ(●´艸`)
最初にジョゼに感情移入しづらかったのは、きっとそういう構成なんだろうなと私は感じます。
生まれつき足を動かして歩くことができず、車椅子に乗って生活していたせいで性格が少し歪んで我儘ガールだったジョゼ。
だけれども恒生に会って素直に言う事を聞いてくれたり、ひょんなことから外というジョゼにとって新しい世界を見せてくれたことで、ジョゼはどんどんその我儘な性格から変わっていく……
恒生とジョゼの大きな共通項(海好き・魚好き)があったというのも、ジョゼにとっては幸せなことだと思います。
生まれつきとはいえそんなに甘やかされて我儘でどこか投げやりな性格は受け入れ難い部分でしたが、生まれつき歩くことができないという深い絶望は、どうしても健常者の自分には想像の及ぶ範囲ではありません。そこは反省しました。
一面だけを見て人の判断はできませんね。恒生のような明るさや強かさは健常者だからこそ持つことができていた精神的な強さかもしれません。(後半にもそのような表現はありましたが)
ジョゼの悲しさや辛さは、そういった性格の歪みからも少し垣間見えましたが、恒生と初めて海を見に行った時の感動にも表れていました。
ジョゼの父親から出されたクイズ「海の水の味はなんでしょうか」という、健常者にとっては至極簡単なクイズも文献で調べて「塩っぱい」ということは学んでも、実際に味わったことがなく、恒生に連れて行ってもらえて初めて分かったこと……
あの全身で表された喜びは、今まで行きたくて行きたくて夢にまで思ったことを実現できた嬉しさだと思うと泣けますね。
また恒生はメキシコ留学がしたいという夢を小さい頃から見続けていて、ようやく叶えるところまで持っていくほどの努力家ですが、その一途さ真っ直ぐさも刺さる部分がありました。自分にはそこまで夢中になれる程の何かを持っていないので。
海外に行きたいという思いはあれど、やはり具体的な目標が見えたら勉強にも見が入りそうな気がしますね(•̀ᴗ•́)و ̑̑
舞ちゃんや隼人くん、花菜ちゃんの恒生やジョゼたちを支えている表現もたまらなく好きでした〜( ノД`)
エンドロールで花菜ちゃんがジョゼに泣きながら抱きつくところ、泣きました。あと、ジョゼと舞ちゃんが喧嘩しているところもグッときますね……
はい、映画の感想はこんなところです。
素晴らしく感動できる作品でした!!!!\(^O^)/
地元の映画館はもうすぐ公開終了するようですし、見られる期間は短いかもですが、よければ是非!!
個人的な映画と関係あるようなないような意見ですが、課金したくなりましたね。
というのも、見終わった時の勢いで映画館内のショップで映画のパンフレット?設定資料集?800円のやつを買おうかなって考えてました。
でも800円と少し高かったことと、物として現物が残ることに最近は抵抗を覚えていたので買えませんでした。
映画自体は素晴らしかったし、設定資料集もデータとしてだったら買いました……!
ジョゼと虎と魚たちの映画制作に関わった人たちにありがとうの気持ちを込めて投げ銭がしたくなったのに、そういう気持ちを具現化できる文化が日本にはなかなかないですよね・・・( ´_ゝ`)
私が知らないだけかもしれませんが、投げ銭みたいなことができる文化が欲しいっす。
私はしたいし、されたい。(してくれる人がどれだけいるかは分からないけど。笑)
と思ったので、そうしたことがしやすいように欲しい物リストを作ってみるか、電子書籍のお金をギフトとして貰うか
何かしら仕組みを考えてブログに貼れるようにしてみたいな〜って思ってます⁽⁽◝( 'ω’ )◜⁾⁾
良いアイディアあれば教えてください(´∀`*) noteの投げ銭システムは憧れますが、これはnoteじゃないしこのブログはそれはそれで気に入っているので。
(´-`).。oO(この前noteとブログの違いのようなものを調べました。ブログの方が自分にあってるなって思いました。前から作ってたしね)
「ジョゼと虎と魚たち」公式のホームページ↓
少し長くなりましたが、今日も見てくださってありがとうございました〜
また見てね、寒いのであったかくして休んでください( ˘ω˘ )
2021.01.21 16:54
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