木を切る

 

木を切るという行為は、人生みたいだ。って、今日のお昼間に黙々と作業していてしみじみと考えていた。

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まさしくこんな感じで考えてた私。笑

 

 

鋸(のこぎり)で木を切ってると、切りやすい木の角度や自分の角度や力の入れ加減、はたまた木そのものや道具によっても切りやすさや難易度が変わってくるように思う。

 

①まず、木を中心に考えて幹に垂直に鋸の刃を入れる。

ここで垂直から少しズレてくるだけで自分が切る長さが微妙に変わってくる。(短い枝とかはそんなに変わらないけど)

斜めに切ったらそれだけ長く切るから体力を使うので、結局キレイに垂直に切ることが一番切る長さが短くなる。

②とにかく刃を真っ直ぐ入れる。

刀と違って鋸は刃が薄くぺにゃぺにゃと動くため、少しの力の入れ具合で切り口が曲がったり切りやすさにモロに影響が出る。

日本の鋸は刃を入れて押す・引くの引く時に切れているので、上手いこと切れているとそれが感覚として分かりやすいけど、それが上手いこといってないと鋸の刃が重くなったり、より多く力を入れないと切りづらくなっていく。

数学的に言うと、x軸に動かすのはタブーでありy軸に動かすのはオッケーという感じ。

簡単に言うと、左右にブレず押し引きの動きに集中させるのが◎という感じ。

③ひたすら②に集中してとにかく切る

④切れる\(^O^)/やったね

 

木を切るってこんな感じ。

△どの場所で切るか、も木材としての利用価値に関わってくるから(長さが変わるので)大事ポイントだったりはするけれど。

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①も△も就職活動っぽいな〜と思ってた。この角度・長さでいいのかなって思って切りはじめたのに、途中で「あぁもう少し違っていた」と気付いても、初めから切り直しは面倒だし手間もかかるし、そのまま頑張って切る。

もしくは位置と角度を調整して最初から切り直すこともできる。

私はそこら辺の諦めは早いので、切り替えてやり直しの方法を取る方が多い気がします。(木を切る場合は、大体そのまま頑張って切る方が多いですが(;´ー`)手間なので。その考えは次に木を切る時に活かしてそのまま切ります。)

その分新しい環境・慣れないことへの挑戦が多くなってくるけれど、それに適応していくのも楽しめる習性をもっているから。

「あぁ違うな、こうじゃないのにな、もっとこうした方がいいのにな」

と思いながら進めていく苦しさに、私は耐性があまりない。

もちろん時と場合によるので、全部が全部そうしているわけじゃないけど。

 

②は、ひたすらに人生。同じ作業の繰り返しだけれど、その行動を好きで居続けること、時に疲れて休んだり止まったりもするけど、切り落とすまで鋸を持つ。

ひたすらにそれを繰り返す。

力の入れ加減を調整したり、その木によって一番切れる角度を探してみたり。(一番切れる角度というのは木によって違うので、木に合わせて自分が変えていくのが吉。まるで人間関係ですね( ˘ω˘ ))

①や△でのミスが②で響いてくることが多いが、前述したように本当に致命的な許せないミスをしたらやり直す・次に活かすしか方法がないので、諦めも肝心。一回鋸を引いて木に傷をつけた以上、その傷はなかったことにはならないしできないので、今後同じようなミスをしないように気をつけるしかない。

 

太い幹を切っているときたまに致命的なミスをしたことに気付きつつ、そのまま切ろうとそのまま頑張って鋸の刃が動かなくなることがある。その動かない鋸を自分のありったけの力だけで無理矢理進めようとすることは、なるべくしない。なぜなら鋸の刃自体が折れて使い物にならない可能性があるから。その時は切りたい位置・切り口に合うように反対側から切ってみたり違うアプローチする。

木をその位置で切ることにこだわることが大切なのではなく、木を切り落とすことが目的だから。

ただ、どう頑張っても切れないって時は、諦めたっていいと思う。それだけの木を切ろうと思ったこと、挑戦したことも傷として残るから。

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ちなみにこれは縦挽きの鋸なので、横挽きの今回の話とは少し違う画像。

まぁほぼ同じ鋸なんですけどね(*・ω・)

 

 

木を切る作業自体も充分人生(というか今の生活)っぽいな〜と思っていたけど、1つの山を人生ともできるし、いくらでも表現の幅を感じますね……!

私の人生は(現時点で)色々な山に赴いて、様々な種類の木を切って切り心地を試したり、鋸自体も新しくしたり種類を変えてみたり試して、自分が切りやすい木や道具を探している最中な気がします。

そうしていつか

「これが自分の本当に求めていた山と道具だ……!!」

って見つけられた時、その山を手入れしながら頂上までの山道を作ったり、山小屋なんかも建てるかもしれません。(ツリーハウスかも!\(^O^)/)

もしかしたら水源を探して掘り出すかもしれないし、鉱石を求めてツルハシを持って中に突入するかもです。

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横浜の地に生まれ、京都の大学に行き、石川・島根・長野・(四国)・カナダのビクトリア・王滝村

とあらゆる場所に赴いた自分だからこそできる価値観で、これからも人生楽しんで生きていきます٩( 'ω’ )و

山も道具も、まだ見つかってる気はしないので、旅はまだ続きますね〜⛰

 

 

楽しかった!読んでくれてありがとうございました〜\(^O^)/

また見てね🌙

 

2021.01.10.17:03