【きみは赤ちゃん】

 

著者の川上未映子さんが出産経験という女性の一大イベントの備忘録のようなもの。

妊娠した!ってところから始まり、一歳の誕生日を迎えるところで終わる。

 

 

 

暇なときにちまちま読んでいて、読みやすかった作品です٩( 'ω’ )و

というのも、1つのテーマに沿った話が短めで読みやすい!最初は分かりづらいけど段々と垣間見える方言もカジュアルさが増して◎

 

所々の思考がネガティブ過ぎる気もしたので実際に妊娠中の女性が読むのは大変かも?って思わなくはない( ˘ω˘ )

つわりがしんどい、とか。

 

読んでいて川上さんは自己分析に長けているような気がしました。

上記したネガティブな感情や思考が多々繰り広げられるのは、それだけ真剣に物事を考えている証だと思う。そしてちゃんと解決策や落ち着くところを探して処理をしているように感じたので、読んでいてこちらまでネガティブになっていくことはなかった気がする( ˘ω˘ )

 

旦那さんの「あべちゃん」とのかけあいや、川上さんの身体的変化(おっぱい離れからの、おっぱいの形が……とか)や、所々で独特な表現をされてクスッと笑えて面白かったです。

個人的に、出産直前でモスが食べたすぎて思考が支配されちゃってたシーンはお気に入り( ̄¬ ̄*)

 

なんで自分が生まれてきたのか、どうやって小さい頃育てられたのか、親に聞いてみたくなりました。考えるきっかけがいっぱい詰まっていて、とても好きです。

 

川上さんの小説はおそらく一作品しか読んでいないと思うので、また違う作品も読んでみたいなーって思えました\(^O^)/

https://www.amazon.co.jp/きみは赤ちゃん-文春文庫-川上-未映子/dp/4167908573/ref=mp_s_a_1_1?hvadid=403646729199&hvdev=m&keywords=君は赤ちゃん&linkCode=plm&qid=1576063580&sr=8-1

 

2019,12/06